2019/02/25
羊牧場を作ります Will Make Sheep Pasture
村の耕作放棄田の雑草をどうにかしようと始めた山羊の飼育。9カ月飼育してみていろいろなことが見えてきました。
広大な耕作放棄地に山羊を放牧すれば雑草はきれいに無くなります。
しかし村人たちにとってそれだけではモチベーションが上がりません。
そこで思い至ったこと。
それは、雑草処理にもお金が生まれる、という方法です。
それが「羊」です。
山羊の肉は世界各地で食べられていますが日本では沖縄など限られた地域のみ。
しかし羊はどうでしょう?
ラム(子羊)肉は街のレストランでも頻繁にメニューに載っていますし、ジンギスカン焼き肉料理も日本人が大好きなものです。
つまり羊は、山羊同様、素晴らしい雑草要員としてだけでなく肉用としても豚に匹敵する人気なのですね。
しかも、日本で消費されているマトン(成羊)、ラム(子羊)肉はほとんどがニュージーランド、オーストラリアからの輸入。さらに、ニュージーランドは肉用羊の飼育から肉牛飼育へと比重を移しかえる政策を取り始めており、将来、羊肉はますます希少価値が高まるとの市場の予想です。
羊肉でも最高ブランド種と言われるのが「サフォーク種」羊。
アニメ、羊のショーンでおなじみの、顔と手足の先が黒い羊です。
普通、羊といえば顔が白いコリデール種がポピュラーですが、日本ではサフォーク種の方が多く飼われているのですね。
というわけで、これから、オーベルジュフジイフェルミエが関わる「オハナファーム」では「サフォーク」羊を数十頭飼育し、農家レストランで村の安全で美味しい野草を食べて飼育した羊肉のジンギスカン料理をお客様にお出ししていこうと思っています。
それらの羊とのふれあいも楽しめ、もとより、オーベルジュで現在お楽しみいただいている四季折々の農業体験もファーム内で楽しめる、アミューズメント型の牧場です。
目指すは「神戸六甲山牧場」。
どうぞご期待ください。そして応援してくださいね。
2019/02/20
村で採れた「清流米コシヒカリ」、お分けできます! You Can Buy Our Rice raised with the spring water from the valleys
湧水で育てた「清流米」コシヒカリ2018年秋収穫玄米をお分けできます。
特長は3点あります。
1点目は、うちの村の周囲の水田は裏山の湧水が直接水田に注ぎ込んでいる、ということです。
平野部の水田では生活雑排水の混じった水を河川から引いているところがほとんどです。
それでも美味しい福井米として流通しているのですが、中山間地であるうちの「清流米」には生活雑排水が混じりません。
そのため米は安全安心であるだけでなくとても澄みきった美味しさで、民宿にお泊まりのお客様からも好評をいただいています。
2点目は、完全無農薬ではありませんが、必要最小限の農薬使用に留めている点です。そのため、水田にはカエル、ヘビ、ヤゴ(トンボの幼虫)など多様な生物が見られます。
3点目は、多くの生産者は収穫したコメを農協に送りますので、さまざまな産地のコシヒカリが混ざってしまっています。しかし、「清流米」コシヒカリは、農協に出さず自前で乾燥、脱穀をしていますので、「清流米」の品質が保てているのです。
<玄米>
①3キロ(1升で約1.5キロですので、2升相当)
¥1,500 荷姿は60センチサイズ
②6キロ 荷姿は80センチサイズ
¥2,600
③10キロ
¥3,800 荷姿は100センチサイズ
の3種類。30キロ1袋のお届けも可能(\11,000)です。
<白米> ※7分搗き(それぞれの量につき+300円)、5分搗き(それぞれの量につき+200円)でのお届けも可能です。
お届け方法は、ゆうパック着払いです。お近くの方は取りに来ていただいても結構です。
またお好きな量での定期購入も可能です。
お問い合わせください。
ご注文は本ホームページのメールでお願いいたします。
料金は下記でご参照ください。
http://www.post.japanpost.jp/cgi-simulator/youpack.php
※ 写真がこの「清流米の栽培されている水田です
2019/02/10
狩猟期も終わりです
オーベルジュのある村の周囲は狩猟区です。
狩猟期間は11月15日から明けて2月15日までと定められています。
毎年狩猟期間になると、ハンターのお客様がうちにお泊まりにいらっしゃいます。
うちを定宿にしてくださっているのです。ありがたいですね。
彼らの目当てはいのしし。
うちの村人たちはイノシシに作物を食い荒らされる被害を受けているので、このハンターの方々は大歓迎。
平日はお仕事をしてらっしゃるようですので週末にハンティングに福井へ来るわけですが、その週末もこの連休が最終。
しかし、今日(10日)は大きな2頭のメスいのししをしとめてお戻りになりました。
期間中、猟犬の1頭がいのししに噛まれて前足を骨折するなど、大変な目にも遭いましたが、それ以外は大過なく、大きなイノシシを6頭も仕留めて、今年は大猟です。
またこの秋にいらっしゃいます。
2019/01/25
山羊のシェルター作り
冬の福井は陽射しを信用してはなりません。
なぜなら、それは高速で流れ行く雲間からたまたま覗いたお日さまのことが多いから。
それでも数日も冷たい雨やみぞれやあられが降り続いた後の晴天は、例えそれが数時間でも愛おしく思えるんですね。
4日ぶりに連れ出した山羊たちはスキップを踏んで(マジでスキップ踏みます)休耕田に駆けていきます。
彼らが草を食んでいる間の私の仕事は、真夏の日よけ雨除けのシェルター作り。
放牧地になる予定の田に間伐竹で骨組みを作り、その上に耕作放棄田に茂るススキを刈り取って屋根を葺きます。
材料費ゼロ、完全な B Work (お金を節約する仕事)です。
晴れ間を縫っての仕事なので12月からかかってもまだこれだけ。
たぶん3月には完成するでしょうが。
田舎暮らしはこんなにものんびりなのです。
2019/01/18
農業体験が「じゃらん」のウェブページにも掲載されます
JR西日本と福井市、福井商工会議所が共同制作した「ふくのね」プロジェクト。
福井の観光を豊かに掘り起こす「体験型旅行」のガイドブック作りです。
その中にうちの「農家民宿 オーベルジュ フジイフェルミエ」も選ばれました。
今年2019年は、それがさらに「じゃらん」のウェブサイトにも農業体験として取り上げられます。
「山羊の世話体験」「野草を摘んでのかき揚げ作り」「村で採れた清流米のコシヒカリと福井産自然の塩でおにぎり自作のランチ」「竹工作でマイ箸やスマホスピーカー等の手作り体験」!
これがパックになった農業体験です。
今年の春夏にやってます。来てね! ;)