2018/04/22
じゃがいもの植え付け - Planted Potatoes in a Neighboring Village
標高200mの里山で、じゃがいもの植え付け体験!一畝オーナーに!
平家の落人部落だったのではないか、と思われるくらいに渓谷深く分け入ったところに、高須町はあります。
戸数34軒。うちの村の9軒よりははるかに多い!
標高のため昼夜の温度差が大きく野菜全般おしなべてとても美味しく育つのですね。
今日(4-21)に男爵イモの種イモ植え付けをしました。
一畝15メートルは裕にあります。上手く行けば30キロは収穫できるとか。
作業はあっという間に終わり。
初夏の陽気の薫風に吹かれながら棚田を眺め、山あいのすがすがしい気で汚れきった我が心身を浄化してきました。
2018/04/02
筍の初掘り - The First Harvest of bamboo Shoots
筍の初掘り!
今年は頑丈な柵がイノシシを寄せ付けません。
柵の外に生えている筍はイノシシに全部掘り返されて食べ尽くされています!
イノシシは筍の、特に根っこの部分が大好き。
昨日・今日の雨で明日からは、まさに雨後のタケノコ状態になるでしょう!
文字通り、「旬の山菜」の筍。
春の味覚をしばらく楽しみたいものです。
2018/02/22
「げんげ」を食べる Ate 'Genge', a very local fish
げんげ。
福井ではミズベコ、ミズウオとも言う。
全身がゼラチン質に包まれた白身魚である。
日本海沿岸ではこの冬の時季、底引き網漁で蟹を獲るのだがその網に入ってくるのがこのゲンゲだ。
蟹漁の邪魔者として、「下の下」、なまって「げんげ」と言う可哀想なあだ名を付けられ、多くは捨てられたり、漁師の賄いに食べられたりしてきた。
とにかく傷みやすいので長距離輸送がかなわない。
だからつい最近まで地元から出ることがなかったのである。
しかし、このプルプルとしたゼラチンの舌触りの心地よさと全く癖の無い淡白な白身は、お吸い物や煮物にすると最高の美味の一品になる。
夕方、なじみの魚屋に寄ったら、このげんげを発見。
お吸い物にしていただいた。美味~~!
2018/02/03
味噌を手作り Made Miso Paste by Myself
節分の今日、今年分の味噌を仕込みました。
味噌を手作りするようになったのは昨年2017年からです。
小屋の玄米貯蔵冷蔵庫を片付けていたら奥の方から袋が出てきたのです。
開けて見れば、今は亡き両親が作った大豆ではないですか。
50キロほどもあります。
この大量をどう使おうかと思案して、味噌を作ることに決めました。
村の老人たちはとっくの昔に味噌作りなど止めてしまっていて、尋ねても誰も作り方を知りません。
仕方がないから1人せっせと調べまくり。
「作ったら自分しか食べないのだから、材料には徹底的にこだわろう。」
大豆を煮る燃料は、亡父が裏山で焼いた手作り炭。
これも、小屋の奥にどっさりと貯蔵してあるのを、昨年発見しました。
20年分はあるでしょうか。
塩は石川県能登の自然塩。麹は福井産の米麹と大麦麹。
仕込みはプラスチック容器ではなく、杉材の木樽。これは京都丹波から調達。
これは今季2年目なので、樽の木部に味噌麹菌がたっぷり住み着いている。
きっと、今年の出来は良いはず!
覆うのは、サランラップではなく、福井産、越前手漉き和紙。
和紙はカビは遮断するのに味噌を呼吸させてくれるのです。
和紙というのは素晴らしいですね。
こうして、日本の梅雨を超え土用をしのいで熟成する、和食文化の雄、味噌!
こんな美味しいモノを手作りできるのだから最高です。
味噌の排毒力にはすごいものがあって、薬毒、添加物、農薬などを身体の隅々から掻き出してくれます。
発酵食品でもあるから整腸作用、健胃作用、強肝作用も優れています。
7月の土用までじっくり熟成の時間を過ごすこの味噌。
今年の暮れには出来上がり、お正月の雑煮はこの新味噌で拵えることができますね
2017/12/19
自作の表札が出来上がって来ました~ Nameplate made by myself came to me
秋に兵庫県黒川で手作りした農家民宿の表札が焼き上がって来ました。
神戸の高名な陶芸家・澤田博之先生の陶房を訪ね、先生に教示を仰ぎながら私が自作したものです。
私、陶芸はまったくの素人ですが、下手な割に素朴な表情が手前味噌ですが良い味を出せたのではないかと、気に入っています。
先生のオーラも頂戴して、両親の遺したこれまた素朴な田舎家を全国の皆さん、世界の皆さんに日本福井旅行の宿として愛してもらえたら私は無論、両親も喜びこの上ありません。
表札のマスコットとして葡萄の房をあしらったモチーフは、夕食にお出ししているオーガニックワインにインスパイアされたものです。
我が家の果樹園にもこの冬から葡萄が加わりました。
味わい深いオーベルジュに育ってほしいとの思いです。
たくさんの方々と一期一会のご縁を、この表札でさらに深めて参ります!